【感想/医療】『高血圧はほっとくのが一番』から読み解く現代医療の裏側

「高血圧はほっとくのが一番」このタイトルについ反応してしまう人が、日本人にはたくさんいるんじゃないかと思います。

かくいう僕もその一人。僕自身は高血圧ではないんですが、高血糖、つまり糖尿病の患者です。そのため、高血圧は意識せざるを得ない症状?病気の一つです。

そんなときに本屋さんで目に留まったのが、この「高血圧はほっとくのが一番」でした。

本の内容を簡単にまとめる

では、まず各章のタイトルを見ていきます。(本書から引用)

はじめにー血圧を気にしなければ病気知らずになれる
第一章 「高血圧症」という名の詐欺商法
第二章 脳梗塞は医者が作っている
第三章 血圧測定なんかいらない
第四章 マイナス思考は万病のもと
第五章 ストレスほど怖いものはない

第一章では、「高血圧症」と本来あってしかるべき姿の高血圧を一種の病気と称し、また基準値を下げることで患者数を増やし、薬を売りさばいている世の医療ビジネスの裏を暴いている内容になっています。

第二章では、脳梗塞など血液の循環が滞ることで生じている病気の原因を「高血圧」であるとしている現代の医療にメスを入れる内容。血圧が上がることの本当の意味、カラダの仕組みについて解説されています。

第三章では、血圧の値が示す意味を説明するとともに、血圧測定の無意味性を説く内容になっています。また、血圧と同じように扱われるコレステロールについても同様に扱っています。

第四章では、血圧に関わらず、現代にはびこる生活習慣病やメタボ、アンチエイジングなどの健康用語がもたらす影響について書かれています。また、医師の言葉の重たさについても説くとともに、健康に必要なことを解説されています。

第五章では、高血圧と関係が深いとされる塩分についての世間の誤解を説く内容になっています。また、健康法とされる空腹や血圧を下げる食べ物に対する誤解についても書かれています。

もっと簡単にまとめるなら、

高血圧症なんて病気はなくて、血圧が高くなるのにも理由がある。その理由を知らないまま、血圧を下げることだけ考えるのは危険である。

という感じです。

この本を通して考えたこと

この本が正しいのか否かという議論をここではしません。ですが、この本に書かれていることが本当だとしたら、今の日本は健康体国なんかではなくて、ただの医療大国。それも医療ビジネスで儲ける為の医療大国という感じです。

今の日本は異常なほどに健康を意識させ、ことあるごとに病気と称し、薬を処方し、サプリメントや健康食を売りつけている世の中です。

それはこの本の内容である高血圧も同じです。どこでも血圧が測ることができ、ちょっと高いだけでも薬を処方され、高血圧だとヤバいと煽られる社会。日本人は煽られるのに非常に弱く、ちょっとでも身の危険を感じると、すぐにその危険を取り除く為の手段を講じてしまいます。

でも、その危険を取り除く前に、その危険がなぜ危険なのかを誰も考えようとしないのも日本の現状。医師の言っていることはすべて正しいと。医師が間違っているとは言いませんが、医師の言葉を鵜呑みにし、過度に信頼してしまう世の中も怖いものです。その結果、自分の首をどんどん絞めている。それでは健康なんてあったものではありません。

この本では、高血圧はほっておくのが一番としていますが、これは高血圧に限らないと思います。カラダの仕組みを知らずに、何でも薬やサプリメントで解決しようとする今の日本社会はちょっとおかしい。

まずは、なぜカラダがそうなってしまうのか?という仕組みをしっかり理解すること。そして、それを解決することが本当に必要なのか?また、解決する為には薬やサプリメントが最善策なのか?副作用はないのか?ということについてしっかりと個人が知識を持ち、判断していく必要があるのではないかと考えさせられました。

こんな人が読むべし!

こんな人にはぜひ読んで欲しいです。

  • 降圧剤を手放せない人またはその家族
  • 降圧剤を薦められた人またはその家族
  • 血圧が高いと言われた人またはその家族
  • 高血圧症と診断された人またはその家族
  • 高血圧やそれにまつわる病気が気になる人
  • 健康オタクな人
  • ことあるごとに薬に頼っている人

現代の日本の医療は世界でも最高峰と言われているからこそ、嘘偽りを見抜けないようにもなっています。騙されてカラダを傷付けない為にも、多くの人に読んで、考えて欲しいと思います。

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あとがき

病気はたしかに怖いものですが、それ以上に必要以上に病気と煽られ、飲まなくても良い薬を飲まされることの方が怖いです。

でも、そこに危機感を感じていないのも日本人の特徴ですよね。患者を騙そうとする医師がいるとは思いたくはありません。でも、そうせざるを得ない医師もいることはたしかです。そんな社会だからこそ、一患者として、何が必要で、何が必要でないのかをしっかりと吟味できるように知識をつけるべきなのかもしれませんね。