【感想/休息】『世界のエリートがやっている 最高の休息法』マインドフルネスって結局何なの?

冒頭

脳には脳の休め方があるのです。

(引用 『世界のエリートがやっている 最高の休息法』1頁)

から始まる『世界のエリートがやっている 最高の休息法』。正直、疲労なんて寝ればなんとかなると思っていた僕にとっては、かなり衝撃的な内容でした。

僕に限らず、しっかり寝てたり、ストレス発散をしていたり、好きなことをしたりと、休息を取っているのにも関わらず、なぜか疲れが取り切れないなんて人はいると思います。一方で、忙しくて疲れを取る暇さえないなんて人も日本にはたくさんいるのではないかとも思います。

では、そんな取れない疲れはどのように取れば良いのでしょうか?その疑問に対する一つの答えが、この『世界のエリートがやっている 最高の休息法』には書かれています。

本の内容について

まずは、本の内容について、見開きページから。

脳は「何もしない」でも、勝手に疲れていく…
科学的に正しい「脳の休め方」とは?

脳の消費エネルギーの60〜80%は、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)に使われています。DMNとは、脳が意識的な活動をしていないアイドリング状態でも動き続ける脳回路です。
ぼーっとしていても、この回路が働き続ける限り、脳はどんどん疲れていくわけです。「何もしていないのに、なぜか疲れが取れない」という人は、このDMNに過剰な活動を許してしまっているのかもしれません。

(引用 『世界のエリートがやっている 最高の休息法』見開き)

という感じ。

まぁ簡単にまとめると、脳って何もしてないぼーっとしたときに一番エネルギーを使っていて、その状態を減らすことで脳を疲れにくくしようっていうのが、この本の言いたいことです。

正直、ぼーっとしていることが一番エネルギーを使っているなんて思いもしなかっただけに、この辺もかなり衝撃的な内容でした。でも、考えてみれば、エンジンをかけるだけかけてアクセルを踏まないアイドリング状態の車も同じですよね。あの状態が長く続けば、燃費も悪くなりますし、エネルギー効率も最悪です。

そう考えると、この本で言いたいことも納得できるかと思います。

感想

正直、最高の休息法ということで、もっと難しいことを要求される、もっと難しいことをしないといけないのではないかと思っていました。

でも、蓋を開けてみると、やることはただ一つ。『マインドフルネス』なんですよね。最近話題にもなっていたので、言葉は知ってるけど、実際何をするのか?マインドフルネスって何?みたいなことはあんまり知らない人も多いのではないかと思います。
僕自身も、意味や内容については正直知りませんでした。

で、本書には、マインドフルネスについてこのように書かれています。

評価や判断を加えずに、いまここの経験に対して能動的に注意を向けること

(引用 『世界のエリートがやっている 最高の休息法』61頁)

という感じ。この書き方でマインドフルネスについてなんてわかりませんよね(笑)でも、冒頭に書いたように意識していない状態が脳において一番エネルギーを使っていたってことを考えると、意識的に脳を動かしてやれば良いんだってことはなんとなくわかりました。

でも、なんで「いまここ」に意識を向けることで、脳が休まるのか?ってことも疑問として残ります。それに加え、人間って「いまここ」に意識を向けていないことにも少々不思議な感じがしました。

ただ、よくよく考えてみると、人間には過去も未来もあって、いまを生きているわけですが、いまに対してって過去や未来に比べるとあまり意識を向けていないですよね。僕自身もこの本を読みながら、「あんなことしなければよかった…」とか「明日からはこれをやろう」なんてことを考えていて、いまに対してあまり意識を向けていなかったんです。

このときに「あぁーこれが脳が疲れる原因かー」と感じました。まぁ実際、そのことで疲れを実感できているわけではないですが、脳にとってはこの未来や過去について考えているときが疲れる素なんですよね。

本書にもこんなふうに書かれています。

脳のアイドリング中に浮かんでくる雑念こそが、脳疲労の最大要因の一つ

(引用 『世界のエリートがやっている 最高の休息法』68頁)

脳のすべての疲れやストレスは、過去や未来から生まれる。

(引用 『世界のエリートがやっている 最高の休息法』85頁)

まさに脳が「いまここ」いない状態こそが、脳にとって一番疲れるというわけです。

まぁでも、この状態をまったくなくすってことは無理な話だと思うんですよね。昨日のミスを忘れ去って、いまの作業に集中するのって結構難しいですし、明日のことを考えずに今日を生きるなんてこともかなり難しいことだと思います。

ただ、一日の中で、多少の時間でも脳を「いまここ」にいる状態することは可能ですし、それだけでも脳の疲れはかなり軽減できるのではないかと、この本を読んで実践してみて思うところです。

何をしても疲れが取れない人こそ一度は読み、実践すべし!

僕は、これまで睡眠をしっかり取るようにしたり、お風呂に入ったり、適度な運動をしても疲れが抜けきらなかったのですが、この本にかかれていることを少し実践してみて、少々疲れが取れるようになった、疲れにくくなったように感じます。まぁもちろん疲れなんて日々蓄積するものなので、継続的にやらないとまたどこかで辛い思いをするはめになりそうですが(笑)。

なので、もし僕と同じように、これまで疲れを取るためにいろいろなことをしてきたけど、疲れが取れない、疲れがどんどん溜まっていくなんて悩んでいる人は、ぜひ一度この本を読んで、実践してみると良いと思います。

もちろん、一日や二日で結果は出ませんが、日々継続していく中で、疲れが取れることを実感できると思います。

あとがき

『世界のエリートがやっている 最高の休息法』の感想について書きました。

この本を読んでみて、あらためて「人間の体って不思議だ」と感じました。疲れって体、つまり肉体的なものだけだと思っていたんですが、実際は脳も疲れるし、脳の疲れを体も感じるんだってことなんですよね。

でも、脳が疲れてるかどうかなんてあんまり実感がないだけに、どうやって疲れを取れば良いのかわかりにくいですし、実践しても効果が出ているのかどうかもわかりづらい。

だからこそ、この本は画期的だったんだろうなーと思います。人間にとって画期的で、斬新で、インパクトがあったんだろうと思います。一読する価値は十分にあるので、ぜひ気になった方は読んでみてください!