【感想/実写化】映画『想いのこし』から学ぶ後悔しない為の生き方とは?

「彼女との上手な別れ方」(著:岡本 貴也)という作品を読んでから、この『想いのこし』という映画がずっと気になっていました。

「彼女との上手な別れ方」との出会いは、大学4年生の頃でした。その当時は親の気持ちや、誰かを残す気持ちがわからないながらも、感動し、号泣したことを覚えています。そんな切なくも、どこか甘酸っぱい「彼女との上手な別れ方」

実写化されると聞いたときは、「マジかよ…やめてくれよ…」と思っていました。でも、映画を観終って、素直に「良かった」と思えました。もちろん小説を凌ぐことはできませんでした。ですが、この『想いのこし』は一つの作品として最高でした。

『想いのこし』の簡単なあらすじ

お金が大好きなガジロウは、持ち前の甘いマスクと口の上手さで、コンサートなどのチケットを売りさばいて生きていた。しかしある夜、道ばたに飛び散ったお金を拾おうとしたガジロウは、不幸にも交通事故に遭ってしまう。幸い無傷で済んだガジロウだったが、彼の目の前に現れたのは、彼を引いた車の運転手・ジョニーと同乗者・ユウコ・ルカ・ケイであった。

しかし、ユウコ・ルカ・ケイ・ジョニーの4人の姿を見ることができるのは、ガジロウただ一人だった。彼女たちは事故で亡くなっていたが、この世に「想いを残してしまった」ために、霊として現れたのだった…。

そんなユウコたち4人は、自分たちのことが唯一見えるガジロウに、自分たちの持っている預金と引き換えに、自分たちの想いを叶えて欲しいと懇願する…。

最初は、お金を目当てに願いを叶えていたガジロウだったが、彼女たちの想いに少しずつ心を動かされていく。

ガジロウは、そしてユウコたち4人は、無事想いを叶え、成仏できるのか?そして、ユウコに残されたたった一人の息子・幸太郎は、母からの想いにどう応えるのか…?

観終わって感じたこと・思ったこと

最初は、「この映画はギャグ狙い?」って思うくらいふざけた映画だと思っていました。ですが、徐々に心を動かされるガジロウと、ユウコら4人の姿を見ていると、引き込まれていきました。

「死」は、僕たちが想像するよりも突然に訪れます。それは数秒後かもしれないし、数分後、数時間後、数週間後と人によって違うかもしれませんが、「え!今死ぬの?まだやってないことたくさんあるんだけど…」と思う時期に訪れます。

後悔しない人生なんてありません。どんな人生を歩んでいようが、いくら今を生きていようが、きっと死ぬときには後悔するでしょう。「もっとこんなことがしたかった」「想いを伝えきれていない」ときっと後悔します。つまり、どれだけ充実した人生だろうが、この世に未練がない人、想いのこしがない人なんていないということです。

では、そんな想いのこしや未練を少しでも残さないためにはどうすればいいんでしょうか?もちろん、ガジロウのような存在がいれば良いと思いますが、実際そんな人はいません。僕たちにできることは、今日を生きること、今日が最後だと思って、この出会いが最後になるかもしれないと思って生きることなんですよね。

「いってらっしゃい」の一言が最後の一言かもしれません。だからこそ、その一言に想いを込める。僕たちにできることなんてそんなことだけなんですよね。そんなことなんですけど、そんなことって意外とできないんです。

それは「次もあるから」と思うからです。次は意外とないんですよ。次は、今の積み重ねの結果であって、今の積み重ねが訪れない人だっています。なので、次に会ったときが必要以上に後悔しなくていいように、僕たちは今を生きないといけないなと考えさせられました。

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さいごに

映画『想いのこし』は、思った以上に泣けました。序盤は「なんだよこの二級映画は!」って思ってたんですが、徐々に引き込まれる感じは原作同様でした。

最後の最後には涙なくしては観れない素晴らしい作品です。ぜひ、気になった人は、一度観てみてはいかがでしょうか?

もちろん、原作も素晴らしいのでぜひ!