【感想/小説】『掟上今日子の遺言書』隠館厄介が再登場!二人の仲がなんか縮まってない?

掟上今日子シリーズの第4弾『掟上今日子の遺言書』を読みました!

タイトルにもあるんですが、隠館厄介くんが再登場しました!!!!でも、厄介はやっぱり厄介ですね。でオチとういか、で不憫というか、最初からアレなんですよね…。

あらすじ

ビルの屋上から転落した女子中学生によって入院を余儀なくされた隠館厄介。そんな厄介のもとに作創社の紺藤が見舞いにきてくれた。だが、本当の目的は見舞いではなく、事件の調査の依頼だった…。

それも女子中学生の転落の真相を知りたいとのこと。そして、その依頼を掟上今日子にお願いしたとのことだった。

あろうことか自分が巻き込まれた事件にまたも巻き込まれる厄介と、寝たら記憶がリセットされる掟上今日子は、女子中学生がんぜビルの屋上から転落することになったのかを調査することになる。

調査の鍵は屋上に残された遺言書。女子中学生の転落は自殺だったのか…?再び出会う厄介と今日子は今回の事件を無事一日で解決することができるのか?

感想

第一巻振りの厄介くんの登場でしたね。女子中学生の転落に巻き込まれ骨折して入院していたのにも関わらず、その事件に捜査というカタチで巻き込まれるのも厄介くんらしいっちゃらしいですね(笑)

今作を読み終わってふと、厄介くんと今日子さんの心の距離が近くなっている?って思いました。もちろん今日子さんは記憶を失くしてはいるんですが、記憶というよりも体や心が厄介くんを覚えていて、どことなく信頼している感じがしましたね。

それはスキンシップにしてもそうですし、やってほしいことをお願いするにしても同じように感じました。

でも、厄介くんは依然として今日子さんに対して恥ずかしさと言うか、ぎこちなさがあるので、その変なギャップ?(普通なら厄介くんは慣れて、今日子さんがぎこちないはずなのに)は読んでいて面白かったですね。

厄介くんって体が大きいだけで役に立たない感じがするんですが、こと今日子さんとの調査に関しては意外と役に立ってるのも面白いところと言うか、この作品の良さでもあるなーって思いますね。

人を殺す理由と自殺する理由について思うこと

今回のタイトルが『掟上今日子の遺言書』ということ、そして、内容が遺言書と人を殺すことについてだったので、その当たりについて少し考えてみたいと思います。

世の中では毎日のように人殺しが起きています。それは戦争という大掛かりなものから、一人の人と殺す殺人事件まで幅広いです。警察は事情聴取をして、動機などを探ると思うんですが、本当のところ「動機」なんてものが他の人にわかることなんてないんだろうなぁと思います。

人が人を殺す理由なんて、ちょっとしたことから、日々の恨みの積み重ね、誰かの復讐などさまざまです。また、その理由はいろいろなものが複雑に絡み合っているともいえます。日々の恨みが溜まっているけど、ちょっとしたことをきっかけに殺すなんてこともあるでしょう。

そういう意味では動機を探る、動機を知ることに意味はないんだろうと思うこともあります。そして、動機を知らない方が、自分も行動を起こすきっかけにもならなくて済むんじゃないかとさえ思ったりします。

自殺する理由も、人を殺す理由と同様にさまざまでしょう。いじめや失敗、誰かとの軋轢、なんとなくなど人を殺す以上に複雑かもしれません。

「自殺なんてダメなことだ!」という人がいますが、正直僕にはわかりません。たしかに自殺をしないことに越したことはないのかもしれません。ですが、それしか選択肢がないのであれば、仕方ないのではないかと思うことがあります。もちろん自殺を擁護しているわけではないですが、安易な気持ちで「生きていればいいことある」なんてことも言えない自分がいることも事実です。

「生きていればなんとなる」まぁ住む場所も、着る服も、食べる物もあれば、生きていることはできますが、それがなければ生きていることなんて苦行でしかないのかもしれませんよね?そういうことまで考えると、何が理由であろうと自殺をする理由について口出すことなんて出来なのかもしれないと思うこともあります。

あとがき

「掟上今日子の遺言書」は男目線であれば、ちょっと厄介くんを羨ましくなる作品でした。今日子さんの制服姿に、太ももの文字を消す作業、今日子さんの服を買うなど羨ましい行為の連続でした。

もちろん作品それ自体も面白かったですが、良い意味で興奮した作品でした(笑)

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