【感想】『うまくいっているひとの考え方』本当の意味で“自分”の人生を生きていますか?

自尊心とは何か。簡単に言うと、それは自分を好きになり、他人と同じように自分も素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じる気持ちのことである。
自尊心は大切だろうか。答えはイエス。なぜなら、自尊心は人生のほとんどすべての局面に影響を与えるからだ。たとえば、人間関係、自身の度合い、職業の選択、幸福、心の平和、成功。これらはすべて自尊心と密接な関係がある。

(引用 『うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)』4頁「はじめに 自尊心とは」より)

という冒頭ではじまるのが、今回紹介する『うまくいっている人の考え方』です。

僕はこの冒頭部分に、タイトルのすべてが凝縮されているように感じました。つまり、自尊心を持つことこそが、人生を豊かにするための要因であり、うまくいっている人誰しもが持っているものなんだろううということです。

でも、実際に自分も他人と同じように素晴らしい人生を創造するに値する人間だと信じるのって難しいと思うんですよね。自分だけがうまくいっていないときは特に難しい。どうしても周りと自分を比較し、自分ができないことを嘆いたり、周りを妬んだりと、自分も周りと同じように…なんて気持ちは持てないのが現実です。

では、自尊心を持つためにはどうすれば良いんでしょうか?その答えについて、僕の感想とともに少し本書を覗いてみましょう。

本の内容について

まずは簡単に『うまくいっているひとの考え方』の内容について説明を。

人生がうまくいっている人の特徴は「自尊心」が高いことだと著者はいう。

自尊心とは、自分を大切にしようとする心だ。
自尊心のある人は常に自信に満ちあふれ、失敗やまちがいを犯しても、
それを前向きにとらえて次のステップの土台にする心の余裕がある。
人生のほとんどすべての局面に自尊心は大きな影響を与えることになる。

本書で著者は自尊心を高める方法を100項目紹介している。
これを読めば、自信を身につけ、素晴らしい人間関係を築き、毎日が楽しく過ごせるはずだ。
どこから読んでもいい。そして、できることから実践しよう。
あなたはもう、うまくいっている!

(引用 Amazon『うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)』)

という感じです。

自尊心を高める!と聞くと、「難しそう…」「私にはできない!」と思う人もいるかもしれません。

僕自身も同じように感じていました。もちろん、考え方や意識を変えることは難しいので、実際には難しいのかもしれません。ですが、今の現状を大幅に変えるなんてことをする必要はありません。

少しだけ考え方を変えてみる、少しけで捉え方を変えてみる、少しだけ相手への接し方を変えてみる。この「少しだけ」ってのが肝だと思います。

100個のも自尊心を高める方法が紹介されていますが、いきなりすべてやる必要はありませんし、すべてやる意味もないと思います。できる範囲で、できることをやればいいと思います。

感想と気になったところをピックアップ!

一通り読んでみて、自尊心を高めるために必要なのは

・誰かのために無理をしないこと、自分を追い込まないこと
・誰かと比較することなく、自分らしくいること

だと感じました。

たとえば、誰かのために無理をしない、自分を追い込まないということについて本書では、

相手を気分よくすさせるために、
自分が不愉快な思いをする必要はない。

(引用 『うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)』27頁)

という感じで書かれていました。

この引用文が記載されている箇所では、不愉快なことをしてくる人を相手にする必要なんてないってことが書かれているんです、僕的には、誰かを喜ばせるために自分を犠牲にする必要がないという風に感じました。どちらも含んだ一文だと思います。

周りを見ていると、日本人だからなのか、自分の意思を殺して、周りの意思を尊重しようとする人がたくさんいます。もちろん、自分の意思と周りの意思が一致しているのであれば、問題ないと思います。また、自分が納得の上で周りの意思を尊重しているのであれば、それもそれほど問題ではないと思います。

ただ、多くの場合は、一致もしておらず、納得もしていないのに、自分の意思を殺してしまうことなんですよね。

自尊心を持つというのは、自分の意思を、自分自身を殺すことではなくて、自分も周りと同じように意思を表明する権利があるってことを認識し、行動に移すことだと思うんです。なので、誰かのために無理をする必要もなければ、自分を追い込む必要もないと思います。

そして、もう一つの「誰かと比較することなく、自分らしくいること」については、本書ではさまざまな言葉で言い換えられています。たとえば、

他人にから期待されている人生ではなく、
自分が望む人生を歩むことが大切だ。

(引用 『うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)』127頁)

あなたが個性的な存在だからといって、他の人より優れているとか劣っているということではない。地球上のすべての人が個性的な存在なのだ。

(引用 『うまくいっている人の考え方 完全版 (ディスカヴァー携書)』159頁)

という感じです。

誰しも人生で一度や二度、いやそれ以上、何かしらのことで誰かと比較したことがあるのではないかと思います。テストの点数や運動神経、恋人ができたできない、就職先の企業、収入や昇進、結婚の時期などなど、ついつい人と比較してしまうのが人間の性だといっても過言ではありませんん。

ですが、自尊心を高めるという点においては、誰かと比較すること、誰かの意思の元人生を生きることには意味はないんですよね。それは自分の良さを見ていないこと、自分の人生を生きていないことの証明なんです。

自尊心を高めて生きていくためには、極論を言えば「他人なんてどうだっていい」んですよ。もちろん、他人と関わり合いながら生きていく必要があるので、他人が不必要であるわけではありません。ようは、他人の言動や他人の人生をいちいち意識する必要はないってことです。

自分の人生を生きる、自尊心を高めて自分も他の人と同じように素晴らしい人生を生きたいと思うのであれば、他人の思いではなくて、自分の思いに沿って生きることが大切なんだと、この本を通して改めて感じました。

あとがき

人生には悩みやストレスは付き物だと思います。

そして、悩みにぶつかり、ストレスを感じているときほど、人は「自分なんて…」「あの人みたいな人生を送れたら…」なんて考えるんですよね。それはある種当然のことなのかもしれません。

でも、悩んでいても、悔やんでいても、人生は変えられません。むしろ、どんどん悪い方向に進んでいくに違いありません。

そうならないためにも、自尊心を高めて自分らしい素晴らしい人生を送ってみてはいかがでしょうか?この『うまくいっている人の考え方』は、その手助けになること間違いありません。