【感想/仕事】『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール』説明力にはセンスではなく努力が必要である

分かりやすく説明する力は、生まれ持った能力というより、トレーニングで身につくものだと、私は考えます

(引用 『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール 』3頁)

と語るのは、『今までで一番やさしい経済の教科書』『落ちこぼれでもわかるマクロ経済学の本』などの著者・小暮太一氏。

僕はずっと説明する能力や、伝える能力というのは生まれ持った才能のようなモノだと思っていました。ですが、この小暮氏の言葉ではないですが、最近コツを掴めば、ある程度のレベルには到達できると感じています。

もちろん、中にはトレーニングの有無に関わらず、上手く説明できる人もいると思います。でも、多くの人が何かしらトレーニングで身につけているのではないかと思っています。

今回感想を書く『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール』では、分かりやすい説明のノウハウだけではなく、こんな説明をするとわかりづらいということについても書かれています。ただ、わかってもらえるだけではなく、こういう説明は避けるべきということについても書かれているので、説明下手の人はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

本の内容について

では、まず本の内容について

「分かりやすい説明」に必要なものは、話術でも文章力でもプレゼンスキルでもない! 20万部突破『落ちこぼれでもわかる経済学』シリーズで人気の著者が20年間考えてきた「分かりやすさ」の本質とは?

(引用 Amazon『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール 』)

という感じです。かなりざっくりしていますが、「分かりやすさ」って結局なんだろう?というのをこの本では突き詰めているように感じます。

簡単にまとめると

・わかりづらい説明ってどんな説明?
・わかりやすい説明ってどんな説明?
・わかりやすい説明のためのトレーニングをしよう!

という感じです。こういった内容について、事細かにまとめられていて、当然ですが非常にわかりやすい内容になっています。

感想と振り返り

改めて、わかりやすく説明するのって難しいなーと感じました。そして、わかりづらい説明って世の中にたくさんあるなーとも感じました。

説明をするしないに関わらず、話し手というのは、意外と相手のこと理解していなかったり、今何を話しているのかについて認識していないケースって結構あるよなーと思います。そのことについて本書ではこのように書かれています。

「目下の話題が何についてのことなのか」というテーマが見えていないと、理解が進まないのです。

(引用 『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール 』26頁)

ということ。共通見解がある人同士であれば、テーマが何なのかということは話していれば察することができるかもしれません。ですが、そうではない人の場合は、今自分が何を話しているのか?ということを明確にしないと、自分の話の内容を理解してもらうことは無理な話なんですよね。でも、意外といるんですよね。だから、説明がわかりづらいわけです。

では、どうすれば、わかりやすい説明になるのか?というのがこの本のテーマなわけですが、わかりやすい説明をするために必要なこととしてこんなことが書かれています。

「相手に理解してもらいたいと思う意識」と「相手に合わせて表現を変えること」

(引用 『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール 』81頁)

正直、これってかなり難しいです。

まぁ相手に理解してもらいたいと思う意識は持つだけなので、比較的容易です。ですが、これを常時意識して説明するのは意外と至難の業だと僕は思います。この意識をずっと持ててるのであれば、それだけでも説明がわかりやすくなると本書にも書かれています。

そして、もう一つの「相手に合わせて表現を変えること」これが難しい。というのも、相手の状態を掴むことがそもそも難しいからです。

良く見知った相手であれば、どんな言葉遣いをすればいいのか?どんな表現を使えば良いのか?どの部分を省いて説明しても良いのか?というのは、容易に理解できます。

ですが、これが見知らぬ相手、それも多数となると難しい。相手がどんな言葉なら理解してくれるのか?を把握するのは非常に困難ですよね。まぁこの辺のノウハウについては詳しくは本書を読んでいただければと思いますが、これは日々努力しないといけないでしょうし、日々人を観察するクセを付けておかないといけないなーと感じました。

わかりやすく伝えたいと思う気持ちがある一方で、相手に伝えることの難しさをこの本から改めて感じました。

才能よりも日々の努力の方が大切だと改めて感じた

小暮太一さんは、ずっと天才肌の人間だと思っていました。ただただ難しいことをわかりやすく説明する天才なのだと。

でも、とんだ勘違いでした。

この本のトレーニングの部分を読んでも分かりますが、こんな努力していたんだと度肝を抜かれました。もちろん、元々説明する能力は高かったのかもしれません。ですが、その才能の上に、努力があったからこそあれだけのベストセラーが出せたんだと思いました。

僕たちは、上っ面の結果だけを見て、「才能があるから…」と判断してしまいがちですが、実際はその裏にある努力を見ないといけないんですよね。そして、僕たち自身も負けじと努力しないといけないんですよね。

たしかに才能もあるに越したことはありません。でも、それ以上に大切なのは努力。それも結果が出るまでやり続けた努力が大切だとこの本から改めて教えられました。

今日から僕も努力をはじめたいと思います。

あとがき

『学校で教えてくれない「分かりやすい説明」のルール』の感想を書いてきました。

めちゃくちゃためになりました。というだけで、何も努力をしなければ意味がないんだろうなーと思う次第です(笑)ただ、最近ずっとわかりやすく説明するためには?ということを意識するようになりました。これは一つ進歩だと思います。

トレーニングを重ねるだけじゃなく、意識を持つことも大切なんだとこの本から学びました。そして、それをずっと持ち続ける重要性も。

僕は説明べたなので、これからもこの本を参考に日々努力しようと思います。